27日、香川県社会福祉総合センター(高松市番町)で、学校における水難事故対策の事業報告会が開かれました。香川県教育委員会が主催し、教育関係者やマリンスポーツ関係者ら約60人が参加しました。
香川県教委は全国に先駆けて2022年度からライフジャケットを小学校の水泳授業に導入しています。その結果、水に対する恐怖が和らいだ児童が増えたということです。一方で、ライフジャケットを使った指導に不安を感じている教員が7割以上いたことから、県教委では今後教員の研修に力を入れたいとしています。
香川県教委・保健体育課の増田一仁指導主事は「水泳授業において、ライフジャケットには大きな可能性があると考えています」と述べました。
参加者から「香川県では紫雲丸事故以降、水泳教育に力を入れて来たが、最近はプールの授業が減っている。泳げない子どもをなくすため、今後も続けてほしい」などの意見が出ました。