JR岡山駅前広場の整備に伴い撤去される噴水「ふれあいの泉」が、岡山市東区の環太平洋大学に引き取られることになりました。
1975年に設置された噴水は、路面電車の乗り入れ整備に伴って撤去されるものです。岡山市は、2024年1月4日から2月9日まで再活用を希望する人を募集していましたが、提案があったのは、環太平洋大学のみでした。売却価格は最低価格の8万2000円で、3月中に契約が結ばれるということです。
移設されるのは、環太平洋大学が、耕作放棄地を活用して主に陸上競技部の練習場として整備を進めている「ランニングパーク」で、オブジェとして設置されるということです。噴水は、4月以降に撤去し、10月ごろに設置が完了する予定だということです。
環太平洋大学は、「中心から飛び出したような形をしている噴水のイメージが、大学の『世界に向かって飛び出していくような人材を生み出す』というコンセプトと合致していたため募集した。岡山の大切な文化遺産なので、今後大事に活用させていただきたい」としています。
噴水は、12月から2月の間は休止していましたが、今の場所での稼働は、3月14日~31日が最終となります。