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浄水場から有機フッ素化合物 発生源の可能性がある使用済み活性炭を「産廃」と断定 岡山・吉備中央町

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 岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された問題です。岡山県は、発生源の可能性がある使用済みの活性炭を「産業廃棄物」と断定し、所有する業者に適切に管理するよう行政指導しました。

 この問題は、岡山県吉備中央町にある円城浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出されたものです。

 浄水場の水源となっているダムの上流にある資材置き場には、使用済みの活性炭が置かれていて、町が設置した第三者委員会は、有機フッ素化合物の発生源の可能性が高いとみています。

 岡山県によると、業者は使用済みの活性炭を再利用が可能なものと主張していました。

 しかし、県は、15年ほど野ざらしで置かれていたことや専門家の意見から、再利用に適さない状態と判断し、2月20日に産業廃棄物と断定しました。その上で、業者に対して廃棄物処理法に基づいて適切に管理するよう文書で行政指導しました。

 使用済みの活性炭は現在、備前市の倉庫で保管されていて、県は、業者に対し今後の処理方針を報告するよう求めています。

 業者は、KSBの取材に対し「県と相談しながら法律にのっとって適切に対応したい」とコメントしています。

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