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浄水場から有機フッ素化合物 ボーリング調査で原因究明へ 活性炭と地下水の関連調べる 岡山・吉備中央町

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 岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物が検出された問題です。原因究明のために町が設置した有識者委員会が2回目の会合を開き、発生源の可能性がある現場をボーリング調査することが決まりました。

 この問題は、2020年から2022年までの3年間、吉備中央町の円城浄水場から国の暫定目標値を大きく上回る有機フッ素化合物が検出されたものです。

 原因究明のための有識者委員会は2023年12月の初会合で、浄水場の水源の上流にある資材置き場に置かれていた使用済みの活性炭が発生源の可能性が高いと指摘。活性炭と地下水の関連を調べるためのボーリング調査が必要だとしました。

 21日の会合では、県と町が作成した調査計画案が示され、委員会が承認しました。

 調査計画案では、活性炭が置かれていた資材置き場とその数十m上流でボーリング調査を行い、土壌や地下水に有機フッ素化合物がどの程度含まれているか確認するとしています。詳しい時期などは今後決めるということです。

 このほか、資材置き場の土壌に含まれる有機フッ素化合物が下流の水に影響を及ぼしている可能性を示すデータが報告されました。

(原因究明委員会/小松満 委員長)
「(有機フッ素化合物について)使用済み活性炭から溶出したものと河川の水質の分析結果が類似しているという結果が示されたので、改めてその間、実際に土壌に浸透していって、それが流れていく、その間をきちんと調査する必要があるのではないか」

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