スタジアムやアリーナを生かした街づくりについて理解を深めようと経済団体などが岡山市で講演会を開きました。
講演会は岡山市に新しいアリーナを整備するよう岡山県や岡山市に働きかけをしている岡山商工会議所などが企画したものです。経済界やプロスポーツチームの関係者ら約90人が参加しました。
講師を務めたのは沖縄アリーナのプロジェクトなどに関わった千葉昭浩さんです。
(AC Bright Lab/千葉昭浩 代表)
「民と官で両方で知恵を出しあってリスクもお互いにリスクテイクしながらやっていく、どっちかにリスクを負わせるのは無理な話。両方でやっていくのが非常に重要」
千葉さんは新しいアリーナやスタジアムを造った場合どのように利益をあげ、施設を維持していくかを考えていく必要があると話しました。その上で、選手との距離が近い観客席や、ペットと観戦できる空間などは観客が付加価値を感じやすく収益化につなげやすいなどと話しました。
講演会の後、岡山市が整備を検討している新しいアリーナについて有識者らがディスカッションしました。
(岡山経済同友会/梶谷俊介 代表幹事)
「まだまだ岡山の場合はばらばらで動いている。いろんなセクターが一緒になりながらここでどんな価値を生み出していくのか」
(岡山大学学術研究院 教育学域/高岡敦史 准教授)
「そもそも何のために造ろうとするのという話を誰がどこでしたのかを改めて考え直さないといけない」