優れた放送を称える「ギャラクシー賞」の報道活動部門で、香川県のゲーム条例を検証したKSB瀬戸内海放送の報道が選奨を受賞しました。
「ギャラクシー賞」は制作者たちの番組作りへの情熱に光を当て、番組の向上や発展を促すことを目的にNPO法人放送批評懇談会が毎年選んでいるもので、2024年で61回目です。
このうち、長期にわたる調査報道や番組の枠を超えた取り組みなどが対象となる報道活動部門には、全国のテレビ、ラジオ局などから30作品の応募がありました。
選奨を受賞したKSBの報道は、2020年に香川県議会が全国で初めて制定したネット・ゲーム依存症対策条例の制定過程や、その後の動きを4年間にわたって検証したものです。
80本を超えるニュースや特集、2本の特別番組に加え、2023年4月にはノンフィクション書籍も刊行されました。
選奨委員からは「条例の不透明な成立過程を追及し、行政の監視という役割を果たした」と評価されました。