本格的な夏が始まる前に、水辺での事故を防ぎます。高松市の小学校でライフジャケットの使い方などを学ぶ教室が開かれました。
高松市の国分寺南部小学校で開かれた「水辺の安全教室」には、1年生約30人が参加しました。
講師は、カヌーやヨットなど海のスポーツの普及に努めている高松市国分寺B&G海洋センターの職員です。
(篠原茉那リポート)
「ライフジャケットを選ぶ時には、自分に合ったサイズを選んで、ベルトをしっかりと締めることが重要だそうです」
児童たちはライフジャケットの着方を学んだあと、ライフジャケットを着てプールに入り、走ったり、浮いたりしてライフジャケットの効果を体験しました。
そしてその後、全員でライフジャケットの襟を持ってつながり、1つの円をつくりました。遭難した人同士がつながって1つの円をつくることで、体温が奪われることを防いだり発見されやすくなる効果もあるそうです。
(児童は―)
「楽しかった溺れないようにする」
「浮いて、いっぱい泳げたから楽しかった」
(高松市国分寺B&G海洋センター/中西浩司さん)
「自分に合ったライフジャケットを選んで、正しい付け方をしないと役割を果たせないので取り扱い説明書とかを見ていただく方がいい」
香川県警によりますと、2023年までの10年間で水難事故に巻き込まれた中学生以下の子どもは、31人でした。そのうち、6人が亡くなったということです。