梅雨や台風に備え、10日、香川県まんのう町の川で四国地方整備局の職員らが水害の恐れがある場所の巡視を行いました。
巡視が行われたのは、まんのう町や丸亀市を流れる香川県唯一の1級河川、土器川です。河川の水位が高くなる出水期に備え、毎年この時期に行っているものです。
四国地方整備局の職員がまんのう町の担当者や消防関係者らに、土器川の「重要水防箇所」について説明しました。
土器川は川上と川下の勾配が大きく、わずか1時間ほどで水位が1mほど上がることもあるということで、町の職員らは重要水防箇所を図面と照らし合わせながら入念にチェックしていました。
(香川河川国道事務所/中塚光 副所長)
「地球温暖化ということで雨の降り方が明らかに変わってきています。(土器川でも)いつなんどき大きな出水が起こるかも分かりません。やはり情報のとり方をよく事前に勉強していてほしいと考えます」
整備局は水害の恐れがあるときは、国交省のホームページにある「川の防災情報」で、近くの川の水位などを確認してほしいとしています。