新しい紙幣の流通まで1週間を切りました。飲食店や金融機関などでは新紙幣への対応は進んでいるのでしょうか。
(松木梨菜リポート)
「お金を数える機械なんですが、新しいものに対応できるようプログラムを更新したということです」
高松市亀井町に本店がある「香川銀行」です。150カ所に設置しているATMなど全ての機械のプログラムを更新しました。
新しい紙幣はどうすれば手にできるのでしょうか。
(香川銀行 本店営業部/宮城直樹 部長)
「最初は発行部数が限られておりますので、枚数制限をさせていただいての対応になってこようかと思います」
一方……。
(松木梨菜リポート)
「こちらの飲食店では券売機で食券を買うようになっていますが、新しい紙幣への対応はまだできていないということです」
高松市三条町でそばをメインに販売する「タモそば」です。券売機のメーカーからは随時対応すると言われていますが、めどは立っていないそうです。
(タモそば/黒川保 オーナー)
「プログラムを入れ替える待ちです。新紙幣が出るのはいいんですけど、その対応をしてから発行を国が考えてくれたらちょっとは違う」
そもそもなぜ20年ぶりに新紙幣が発行されることになったのか。日本銀行高松支店の大塚支店長は……。
(日本銀行 高松支店/大塚竜 支店長)
「だいたい20年ぐらい経つとお札の偽造防止の技術もアップデートするタイミングでってことで、お札のデザインの変更につながったんだと思います」
新紙幣に盛り込まれた「最新技術」とは?
(日本銀行 高松支店/大塚竜 支店長)
「今回、よりはっきり出るような透かしに変えてるっていうのが一つあります。3Dホログラムということで肖像画が動くような形の非常に偽造がしにくい新しいホログラムが採用されています」
一方で「古いお札は使えない」とうその説明をし、現行の紙幣をだまし取る詐欺の発生が心配されています。
(日本銀行 高松支店/大塚竜 支店長)
「かつて流通していたお札も引き続き使えます。くれぐれもそういうもの(詐欺)に応じないようにご注意いただければと思います」