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丸亀町グリーンの「まちマルシェ・きむら」が閉店へ 人気アニメの公式ショップに 近くの飲食店「なくなったら困る」

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 高松市の商業施設「丸亀町グリーン」に出店しているスーパー「まちマルシェ・きむら」が、2025年2月までに閉店することが分かりました。そして、その区画には人気アニメのグッズを販売するオフィシャルショップの出店が検討されていることが関係者への取材で分かりました。

 丸亀町グリーン東館1階の「まちマルシェ・きむら」。丸亀町グリーンが開業した2012年から営業しています。郊外型の店舗を香川・岡山に展開する「きむら」が初めて商業施設に出した店舗でもあります。

(きむら/木村慎祐 専務)
「商店街の真ん中であんまり生鮮食料品を買う場所がなかったですから。商店街の中の『街の冷蔵庫』になろうみたいな役割で、うまく効率よく作れた店かなと思っています」

(記者リポート)
「売り場面積は他の店舗に比べて決して広くありませんが、きむらの強みである魚や野菜といった生鮮食品の売り上げはかなり良かったといいます」

 「まちマルシェ・きむら」の売り上げを支えているのは地域住民に加えて商店街などで営業している飲食店の仕入れです。

(近くのイタリアン)
「かなりレベルが高くて、魚の鮮度も相当いいので、ほぼほぼ飲食の方が多いですね、朝は、和食・洋食問わず」
(近くの焼き鳥店)
「忘れ物もすぐに買いに来られるし、1日3回は来るね、足りなくなって夜に走ってきたりね。なくなったら困る」

(きむら/木村慎祐 専務)
「まちマルシェ以外の店舗でもプロの業務筋のお客さんは非常に多いんですけど、まちマルシェは特に多く、あそこの売り上げの大きな柱になっていましたね。下手したら全店で一番魚を売るぐらいの売り上げがありましたね」

 そんな中、丸亀町グリーンから2025年の春以降の契約更新はできないと通知が届きました。そのため「まちマルシェ・きむら」は遅くとも2025年2月までに閉店するということです。

(きむら/木村慎祐 専務)
「業績も好調でしたし『商店街の冷蔵庫代わりになる』っていう役割を果たせていたと思うので、あれがなくなるのは非常に残念だなと」

 そして、関係者によりますとこの区画には人気アニメのグッズを販売するオフィシャルショップの出店が検討されているということです。

 開業当時から丸亀町グリーンの社長を務め6月、会長に就任した植村博さんは次の店舗については「ノーコメント」とした上で……。

(丸亀町グリーン/植村博 会長)
「地元の方々の日々の食材だけではなくて県外の方々、それから海外の方々、こういった方々に対してもグリーンとしては対応していかなければいけない」

 「育むまち」をコンセプトに商店街の活性化を担っている丸亀町グリーン。植村さんは次の店舗が新たな客層を呼び込むことに期待したいとしています。

(丸亀町グリーン/植村博 会長)
「新しいテナントの方に、地元だけじゃなくて県外あるいは海外からお客さまを呼んでいただきたい。今回の入れ替えというのがマイナスの部分もありますけども、プラスの部分も多いんだということなんですね」

 きむらは、「『まちマルシェ・きむら』のおかげで、街中で営業するノウハウが得られた。いい場所があれば再び商店街や市街地などに新たな店舗を出店したい」とコメントしています。

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