「千と千尋の神隠し」などのアニメーション映画で知られるスタジオジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんの歩みを通して、ジブリ作品の魅力を伝える特別展が9日から岡山市で開かれます。8日、内覧会が行われ報道関係者らに公開されました。
「となりのトトロ」に「千と千尋の神隠し」の湯婆婆。ジブリ作品の人気キャラクターが勢揃い。
9日から岡山市の岡山県立美術館で開かれる「鈴木敏夫とジブリ展」です。
鈴木敏夫さんは高畑勲監督と宮﨑駿監督とともに数々のアニメメーション映画の名作を世に送り出してきたスタジオジブリのプロデューサーです。
(記者リポート)
「カオナシが本を読んでいるコーナーには、鈴木さんが幼少時代から読んできた約8800冊の書籍が並んでいます。映画作りに大きな影響を与えたということです」
特別展ではその他にも鈴木さんが出会ってきた多くの映画作品や、ジブリ作品に関する貴重な資料などが展示されています。また会場ではジブリ作品と触れ合うこともできます。
映画の名台詞をバックに写真を撮ることができるフォトスポットや、湯婆婆と銭婆の恋愛・開運のおみくじコーナーが設けられています。
(「鈴木敏夫とジブリ展」/小松季弘 クリエイティブディレクター)
「鈴木敏夫プロデューサーの考え方がどうやってインプットされてそのインプットをスタジオジブリの作品につなげていったかということを紹介していますので、それを皆さんで見ていただいて面白く感じていただけたらと思います」
「鈴木敏夫とジブリ展」は9日から9月1日まで開かれます。