岡山市の大学生がビジネスの経験を積もうとキッチンカーを出店しました。
キッチンカーを出店したのは環太平洋大学・現代経営学科の3年生と4年生です。授業の一環として、岡山市の企業の敷地内で従業員向けにベトナム料理の「フォー」を提供します。
オープン前、キッチンカーの中では……。
(学生)
「全然ゆがけない。新しい鍋出す?」
「(ゆがけないのは)どのくらい?」
「ずっと」
お湯の温度が上がらず、フォーが作れません。こうした想定外の出来事も含めてビジネスについて学ぶのがこの授業の狙いです。
(環太平洋大学 現代経営学科/扇野睦巳 特任准教授)
「初めてベトナム料理を外に出向いて提供するのでまだ成熟はしていないが、これも一つの授業」
その後、火力不足だった調理器具を取り替えて対応し、予定より30分遅れで料理を提供することができました。
この企業にはベトナム人の従業員も多く、約60食が完売しました。
(ベトナム出身の従業員は―)
「おいしい」
「母国の代表的な味を職場で食べられるのは光栄」
(出店した学生 [ベトナム出身])
「ベトナム人にとって岡山を暮らしやすい雰囲気に(したい)」
キッチンカーは大学が授業のために作ったもので、大学はこの取り組みを今後さらに広げていきたいとしています。