自転車トラック競技のエースとしてパリ五輪に出場した岡山市出身の太田海也選手(25)。その太田が高校時代に打ち込んでいたのがボート競技です。
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己の肉体でオールを操りいかに舟を速く進めるかを競うボート競技。太田海也は備前緑陽高校の3年生だった2017年度、東京オリンピックに向けた岡山県の強化指定選手に選ばれました。
(高校時代の太田海也)
「他のスポーツと比べてすごく孤独なスポーツで、自分をずっと追い込み続けて自分との戦いのスポーツだと思うんで、とりあえず、『誰にも負けない!』という思いは強いと思います」
小・中学校時代、太田は身体能力の高さを武器にラグビーやサッカー、レスリングなどさまざまなスポーツに取り組んでいました。
身長が高い選手が有利なボート競技において太田は、一般的なトップ選手より10cmほど低い171cm。それでも、鍛え抜かれた肉体を武器に19歳以下の日本代表として海外遠征に参加するなど着実にステップアップしました。
2017年、高校3年の太田が見据えていたのが世界の舞台です。
(高校時代の太田海也)
「2020年をとりあえず狙って、オリンピックでまだ誰もメダルを取ったことがないのがボート競技なんで、そこでメダルをとって、ボート自体を有名にしてすごく注目を浴びたいと思います」
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自転車競技に転向した太田海也はパリ五輪で3種目に出場。チームスプリントは5位、個人スプリントは7位。ケイリンは一時決勝進出を果たしたかにみえましたが、その後失格となりました。