香川県出身の画家、猪熊弦一郎がデザインしたダイニングテーブルセットが40年ぶりに復刻販売されます。これを記念した展示会「猪熊弦一郎×月光荘 再会の食卓」が10月18日(金)から高松市の家具専門店、中村谷ショップで開かれます。
猪熊弦一郎は東京・銀座の老舗画材店、月光荘の創業者・橋本兵蔵と親友でした。2人はポストカードやスケッチブックなどの「月光荘製品」の多くを共につくってきました。そのうちの1つが無垢の木材を使った「ダイニングテーブルセット」です。
復刻を手掛けたのは嘉永6年(1853年)創業の高松市の家具専門店、中村谷です。当時のスケッチや手紙のやりとりから忠実に意志を汲み取り、図面化して復刻しました。ダイニングテーブルは月光荘の理念である「質実剛健」を体現していて、猪熊弦一郎のデザインとしては珍しく民藝の流れを汲んだ素朴な佇まいです。現代のライフスタイルにも馴染みやすく、長く使えるものになっているそうです。
テーブルは、税込み65万6700円(材質:ヒノキ、重量:34kg)、チェアは税込み25万9600円(材質:クリ、重量:4.5kg)です。
展示会「猪熊弦一郎×月光荘 再会の食卓」は、10月18日(金)~11月4日(月・祝)まで、高松市鍛冶屋町の中村谷ショップで開催されます。