岡山県津山市に卓球に打ち込む2人の小学生がいます。2人は、小学生最後の全国大会に出場して優勝することを目指し練習に打ち込んでいます。
鶴山小学校6年の田口智仁さん(12)と高田小学校6年の水島吏譜(りふ)さん(11)。2人は小中学生約30人が通う津山市の卓球教室「ピンポン津山」に所属しています。
2人が主力となった「ピンポン津山」は2024年5月の「全国ホープス卓球大会岡山県予選会」で優勝、8月の全国大会に出場しました。しかし、全国大会では残念ながら上位進出はなりませんでした。
(ピンポン津山/田口智仁さん)
「自分より強い人たちがたくさんいて、いろんな経験も積める」
(ピンポン津山/水島吏譜さん)
「一個一個の試合をちゃんと全力でやらないと全然勝てないので、やっぱりもっと練習してしっかり全国大会でも勝てるようになりたいなと思いました」
水島さんと田口さんが卓球を始めたのはどちらも保育園児の時。水島さんが得意なのは相手の球を強く打ち返すカウンター。田口さんが得意なのはバックのストレートです。
違う小学校に通う2人は卓球を通して知り合いました。チームメイトであり、良きライバルです。
(水島吏譜さん)
「やっぱりいいライバルですし、試合だったらもう友だちとかじゃなくてライバルとして試合もできるし」
(田口智仁さん)
「仲がいいライバルって関係、やっぱり互いに高められる関係ではあります」
2人の強さの秘密は試合後に書く反省ノートにあると、山下真一監督は話します。
(ピンポン津山/山下真一 監督)
「試合が終わったらその記録と右側に試合を振り返って分析ですね。水島の対戦した子どもと田口が当たった時は前はこんな試合だったというのを見てお互いに見せっこして分析するのに非常に役に立っている」
2人の次の目標は、各県の選抜チームが競う2025年3月の「全国ホープス選抜卓球大会」に出場し、優勝することです。そのための岡山県予選会は個人戦。2人は他の選手らと県選抜入りの2枠を争います。
(ピンポン津山/田口智仁さん)
「選抜だと枠が2枠なので、前回(4月)2位だった子に勝てるようにやっぱり頑張っていきたいです。やっぱり優勝を狙っています」
(ピンポン津山/水島吏譜さん)
「最後までしっかり練習をして頑張っていきたいと思います。優勝です」