岡山県笠岡市は、事務手続きや請負業者への支払いを怠っていたとして、26日付で職員2人を戒告の懲戒処分としました。
このうち、総務部の主事(28)は、2024年3月に受け付けた障害者扶養共済制度の申請書について3カ月以上処理していませんでした。受け付けから約2カ月後に申請者から問い合わせを受けましたが、他の業務を優先し、後回しにしていたということです。
また、健康福祉部の係長(49)は、2023年7月に行った真鍋島ふれあいハウスの空調設備更新工事で、請負業者への代金118万8000円の支払いを怠っていました。工事完了後、手続きを忘れていたということです。2024年6月に決算処理を行う過程で未払いに気付き、7月に請負業者に代金を支払いました。
笠岡市は「今後は事務手続きを個人ではなく複数人で行うことを、より徹底していく」としています。