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1週間で3人死亡…火事を防ぐには?「原因は電気が最多」「就寝中は逃げ遅れて亡くなる方も」岡山市消防局が注意呼び掛け

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 岡山県ではここ1週間で住宅火災で3人が亡くなりました。空気が乾燥しやすいこの時季、火事を防ぐには何に気をつければいいのか取材しました。

 12月2日、高梁市の92歳の男性の住宅で母屋と離れなどが焼け、1人の遺体が見つかりました。このほか、11月28日には美作市、30日には鏡野町の住宅火災でそれぞれ1人が亡くなっています。

 岡山市消防局に建物火災の原因などについて聞きました。

(岡山市消防局予防課 火災調査係/日浅宏 課長補佐)
「一番多いのは電気に起因する火災が多いです。例えば電気機器、あるいは延長コードなどの配線器具、こういったものの火災が多いですね」

 電気機器の中でも特に最近多いのが、リチウムイオン電池を内蔵しているモバイルバッテリーなどからの出火です。

(岡山市消防局予防課 火災調査係/日浅宏 課長補佐)
「充電中の火災、あるいは充電して電池が満充電の状態で起きていることが非常に多いです。リチウム電池は非常にデリケートなものなので、充電中はやはり人がいる場所で充電していただくとか、あるいは充電が終わった電池を落としたりとか、そういったことがないように気を付けていただければ」

 その他、火災原因として「たばこ」や「こんろ」などがあげられますが、これからの時季、増えてくるのが暖房器具によるものです。

(岡山市消防局予防課 火災調査係/日浅宏 課長補佐)
「寒い時季ですので暖房器具を使われるようになりますと、やはり暖房器具、ストーブとかに燃えるものがくっついたりすると火災になりやすいですのでどうしても増えてしまう」

 また、火災が起きた場合に備え、火災警報器の設置と点検が大切です。

(岡山市消防局予防課 火災調査係/日浅宏 課長補佐)
「就寝中に火災が発生しますと逃げ遅れて亡くなる方が非常に多いです。その逃げ遅れをなくすためにも火災に早く気づくというためには住宅用火災警報器の設置が非常に有効であります」

 火災が増えるこれからの時季、消防局では改めて注意を呼び掛けています。

(岡山市消防局予防課 火災調査係/日浅宏 課長補佐)
「火災は1つのきっかけだけで起きるものではなくていくつかの要素が重なって起きます。ですのでそういった1つ1つの要素を1つでもなくしていくことが火災を防ぐことにつながると思います」

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