岡山でもインフルエンザの感染者が急激に増えています。岡山県医師会では「医療体制が逼迫の危機にある」と注意を呼び掛けています。
(岡山県医師会/松山正春 会長)
「1人患者さんが来ると(大部屋などで)全員が感染する。職員も感染する。職員がいなくなると病床も使えなくなるというような逼迫もあると思います」
岡山県によりますと、12月29日までの1週間で1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は前の週の約2倍の63.76人になっています。2006年以降で最も多くなっています。
岡山県医師会によりますと、救急搬送の受け入れ割合を示す「応需率」は岡山県では通常90%ほどですが、インフルエンザの患者が増え、1月5日までの1週間は約50%に下がっています。
(岡山県医師会/松山正春 会長)
「感染力が非常に強いということは確かなんですよね、広がる速度が速いのと、重症化する人はとくに早く重症化する」
県医師会では、体調が悪い時は仕事や学校を休むなど感染を広げないよう呼び掛けています。