約400年の歴史がある手延べそうめんの産地、香川県小豆島で寒そうめん作りが最盛期を迎えています。
中岡製麺所(土庄町伊喜末)では、細く延ばしたそうめんを天日干しし、瀬戸内海からの冷たい風に当てています。
麺が絡まないように職人が箸で分け、乾燥しやすいように台の向きを変えています。絹のカーテンのようなそうめんが風に揺れる様子は島の冬の風物詩です。
(中岡製麺所/中岡健吾 社長)
「寒風にさらしてそうめんの麺も白くなるしコシも一層強くなる」
屋内の製麺作業では、酸化しにくいように小豆島特産のごま油を塗って熟成し、機械で細いそうめんに仕上げます。
江戸時代から続く天日干しを小豆島のように今でも行っている産地は少なくなっているそうです。
寒そうめん作りは2025年3月末まで続きます。