香川県の小豆島の港で、退職で島を離れる警察署長を島民らが見送りました。
島を離れるのは、小豆警察署でこの1年間署長を務めた渡 州二さんです。
渡さんは約20年前、小豆島町の安田駐在所で2年間勤務しました。そして2度目の小豆島勤務は憧れだった警察署長としての赴任でした。
池田港には島を離れる渡さんを見送ろうと、小豆島町・安田地区の青年団員らが集まりました。
渡さんを見送るために用意したのは、地区の祭りで渡さんと一緒に担いだ「小太鼓」です。
法被を着た渡さんは青年団のメンバーらと一緒に掛け声をあげながら太鼓台を担いでいました。
そしていよいよ別れの時。乗船した渡さんを島民らが紙テープで見送ります。
涙を浮かべながら「ありがとう」と手を振る渡さんに、約60人の島民が姿が見えなくなるまで手を振って見送りました。
渡さんは希望していた小豆島での勤務を最後に、達成感を持って警察勤務を終えたいと、3月末で早期退職するということです。