23日午後、岡山市で発生した山火事は消防などが消火活動に当たっていますが、一夜明けた24日も延焼中です。
岡山市によりますと、23日午後に発生した山火事で、南区の飽浦と宮浦、玉野市の一部約250haが焼け、住宅と倉庫合わせて6棟に被害が出ました。けが人は確認されていません。
24日は車両67台、ヘリ6機、消防隊員ら約200人で消火にあたっています。
岡山市の大森市長は24日朝の会見で、24日中にはこれ以上延焼の恐れがない「鎮圧」の状態を目指すと話しました。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「このままの状態でいけば鎮圧できるだろうというのが消防局の判断ではありますが、午後からは少し風が強まるんではないかということもあって、『目指して』(と表現している)」
岡山県は24日朝、防災・危機管理チームが会議を開き対応を協議しました。
(岡山県/中川担泰 危機管理監)
「風による影響は私どもの力ではどうしようもないので、基本的には延焼対策という意味では人家を守る」
市は、23日夜、飽浦と宮浦の403世帯893人に避難指示を出しました。避難所の光南台中学校では、最も多い時間帯で19世帯39人が避難しました。
(避難した人は―)
「3時間くらい寝ましたけど、あまり眠れなかった。とにかく家が焼けないように、みんなが困らないように不安でいっぱい」
また避難指示エリアの小・中学校合わせて3校が臨時休校となっています。