岡山県の公立学校の教員を対象にした2025年度の勤務実態調査がまとまりました。中学校では2024年度より残業時間が増えていることが分かりました。
岡山県教育委員会が6月に調査したものです。小・中学校は全体の1割を抽出し、高校と特別支援学校は全ての学校を調べました。
調査によりますと、教員の1カ月の平均残業時間は、2024年度に比べて小学校と高校、特別支援学校で減りましたが、中学校では約2時間増え45.5時間となりました。
岡山県教委は、残業が月80時間を超える教員をゼロにするとしていますが、今回80時間を超えた教員の割合は高校で13.7%、中学校で9.2%などとなっています。
業務に負担を感じていると回答した教員の割合は、中学校と高校で半数を超え、小学校と特別支援学校で4割を上回っています。