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「時間外80時間超の教職員ゼロ」の目標は達成できず…岡山市立の学校・園の働き方改革の進捗状況

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 岡山市立の幼稚園・小学校・中学校の教職員の働き方改革について、岡山市教育委員会が2023年度の進捗状況を発表しました。時間外勤務が月80時間を超える教職員は減少傾向にあるものの、「ゼロにする」という目標は達成できませんでした。

 この調査は岡山市教委が毎年行っているもので、市立の小中学校・幼稚園166校・園の教職員が対象です。

 調査によると2023年10月の実績で、時間外勤務が80時間を超える教職員は、全体の8.1%(前年度比-3.4)に当たる295人でした。60時間を超えたのは全体の28.5%(前年度比-2.6)で1033人でした。
 岡山市教委は「時間外勤務80時間超の教職員を2023年度にゼロにする」という目標を掲げていましたが、達成できませんでした。
 2024年度には「時間外勤務60時間超の教職員をゼロにする」という目標を掲げています。

 教職員の年次休暇取得率については、2022年度に70%を超え、目標を達成しました。しかし、ストレスチェックによる総合健康リスクは目標値に達しませんでした。

 市教委は、時間外勤務が80時間を超える教職員について「アンケートや過重労働相談の結果からも負担軽減されていない業務があることが判明している」として、「好事例の横展開を図るとともに効果的な負担軽減策を検討する」としています。

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