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岡山県管理の防潮水門が破損し海水が川に流入 周辺の農作物が枯れる 倉敷市

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 岡山県が管理する倉敷市の水門が破損し、海水が川に流入していたことが分かりました。周辺の農作物が枯れるなどしていて、県が関連を調べています。

 海水の流入が発覚したのは、倉敷市玉島阿賀崎にある昭和水門です。岡山県によりますと、この水門は倉敷市、浅口市、里庄町を流域とする里見川の河口に1975年に設置されました。

 2025年7月24日、周辺の農家から「農作物が枯れた。塩が入ったときの枯れ方に似ている」と倉敷市を通じて県に連絡がありました。

 岡山県が水門を調べたところ、海水の流入を防ぐ「水密ゴム」が損傷し、海水が里見川に流れ込んでいることが分かりました。

 また周辺の川や農業用水で塩分濃度が基準を大きく上回っていることが分かりました。

 岡山県にはこれまでに「稲やレンコンが枯れたり育ちが悪かったりする」などの報告が約10件あったということです。岡山県は塩による被害だとみていて、海水の流入との関連を調べています。

 8月9日には水門の応急対策をしたものの、海水の流入は止められず、岡山県は引き続き対策を検討しています。水門の老朽化に伴う修繕作業を2026年度から行う予定でした。

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