経営者や労働組合の代表者らで構成する岡山地方最低賃金審議会は20日、岡山県の最低賃金を時給1047円に引き上げるよう岡山労働局長に答申しました。
岡山地方最低賃金審議会の西田和弘会長が、岡山労働局の森實久美子局長に答申文を手渡しました。
答申では、岡山県の現在の最低賃金、時給982円を65円引き上げ、時給1047円にするよう求めています。
最低賃金が時給表示になった2002年度以降最大の上げ幅で、時給が1000円を超えるのは岡山県で初めてです。
最低賃金を巡っては2025年8月、厚生労働省の中央最低賃金審議会が岡山を含む34都道府県の引き上げ額を63円とする目安を答申していました。
最低賃金は異議申し出に関する手続きなどを経て、2025年12月1日に改定される見通しです。