3次元のデジタル仮想空間「メタバース」を活用して高松市の街づくりを考える意見交換会が7日、行われました。
メタバース上に再現された高松市のサンポート地区。コントローラーやハンドルを操作して歩行者や運転手の視線で街の中を移動したり、実在しない建物などを構築したりできます。
(香川大学 創造工学部/鈴木桂輔 教授)
「仮想空間の中で(建物を)配置をしてみて、車から見た目線とか歩行者から見た視線のほかに、あそこ入りやすいのかなというのを実際歩いてみて検証することもできる」
コンサルティングや地域の課題解決を行う「114地域みらいデザイン」と、香川大学イノベーションデザイン研究所が企画しました。
サンポート地区に関わる企業4社と自治体の職員約30人がより楽しく快適なエリアにするためのアイデアを出し合いました。
参加者からは「バス乗り場が駅から分かりにくいのでインパクトある標識を設置したい」とか「夏の暑さ対策で駅前広場に屋根を付けたらいい」、「信号機がないところに設置したら人の流れがどうなるのかを見てみたい」といった意見が出ていました。
(114地域みらいデザイン/大森亮昌 社長)
「サンプルを見てみなさんイメージが湧いたかと思いますので予想を超える活発な意見をいただけて当初想定していたよりもいい会議になったと思う」
7日に出た意見の一部をメタバース上に反映し、2026年1月には地域の人も交えた意見交換会を開く予定です。