東京商工リサーチ岡山支店によりますと、2025年10月、1000万円以上の負債を抱えた岡山県の企業の倒産件数は9件でした。前月と比べて1件増えましたが、3カ月連続で1桁に留まりました。負債総額は8億9000万円でした。
地区別では岡山市と倉敷市が各3件、総社市、真庭市、津山市が各1件。産業別では製造業、サービス業他が各3件、建設業、小売業、運輸業が各1件でした。
原因別では販売不振が6件、過小資本が2件、既往のシワ寄せが1件でした。
東京商工リサーチ岡山支店は、11月以降について「消費者の節約志向による購買意欲の低迷で企業業績が伸び悩み、市況動向も流動的」とみていて、年末に向けて倒産推移には注視が必要だとしています。