民間の信用調査会社・帝国データバンクの岡山支店は5日、新型コロナ関連の融資を受けた岡山県の企業に関する調査結果を明らかにしました。
調査は、岡山県に本社がある企業を対象に2025年8月に行われ、169社から回答を得ました。新型コロナ関連の融資について「現在借りている」と回答したのは30.2%、「借りていない」が50.3%、「すでに全額返済」が18.3%でした。
「現在借りている」と回答した企業のうちの11.8%が「返済に不安」と回答しました。「返済のめどが立たず、事業を継続できなくなる恐れがある」と回答した企業はありませんでした。
帝国データバンク岡山支店は「物価高などで企業を取り巻く環境はさらに厳しさを増す恐れがある。今後は借り換え融資の返済開始の時期がピークを迎えることも予想され、動向を注視していく必要」としています。