未来の農業の姿かもしれません。岡山県浅口市で14日、小学生がレモン畑を見学しました。そこで働いていたのは――?
かごを背負った犬型ロボットが畑を駆け回る姿に小学生が大喜び。浅口市寄島町のレモン畑で行われた農業支援ロボットのデモンストレーションです。義務教育学校・寄島学園の3年生15人が見学しました。
農作業の負担軽減を図るためのロボットです。レモン農家から依頼を受け、岡山大学の大学院生が立ち上げたベンチャー企業が開発を進めています。
小学生が手渡したレモンをアームの先でつかみ、近くのかごに入れていきます。
(児童は―)
「自分でアームを使ってレモンをとる。役に立ちそうと思う」
「たくさんのレモンを積むときに楽になる」
アームの先にはレモンを認識し、レモンとの距離をはかるカメラを搭載しています。
ロボットは既製品で作られていて、大学院生はロボットを動かすソフトウェアを研究・開発しています。
将来的にはレモンを木から収穫することなども目指しています。
(ロボットを開発 岡山大学大学院/清水優椰さん)
「(農業に従事する)人が足りていないという話もありますし、ロボットというところから日本の農業を支えられたらと思います」
(三ツ山レモン普及協議会/應本 豊 会長)
「こどもが目を輝かせて見て、喜んでくれていた。ボタンを押しただけでレモンを収穫できるようになれば、いろんなことが負担軽減できて、お金がもうかるということになれば、地元を離れずに農業をしたいという子も現れたり」