災害現場や製造業界などで使われている最新のデジタル技術を体験できるイベントが22日、岡山大学で開かれました。
最新鋭の四足歩行ロボットです。てくてく軽快に進み、小回りだってばっちり。
車輪がついているタイプは、階段もなんのその。クモのようにはい上がっていきます。
このロボットは災害時の人命救助を目的として作られました。危険区域の状況を把握したり、支援物資を届けたりすることに使われます。車輪付きの最新型は二足でも歩行できます。
岡山大学が岡山県と連携して企画したイベントです。地方の企業や学生に最新技術に触れてもらい、地域課題の解決などにつながる新たなアイデアを生み出そうという狙いです。
(記者リポート)
「こちらのVRゴーグルを付けてみたいと思います。え~すごい! 本物みたい、ハンドル本物! 本物がここにあるみたいです。つかめないけど。映像じゃないみたいです……間違えて座っちゃいそう」
質感までリアルに見られるVRゴーグル。製造業界では商品を作る前の「デザインレビュー」で使われ、試作の手間を省くことに役立っています。
指輪のように身に着けるだけで心拍や睡眠時間などを記録できる「スマートリング」などが展示されていました。
(岡山大学 OI-Start プロジェクトマネジャー/河野宏さん)
「こういった新しい未来ができればとわくわくするような機会になればと。これを機に新しい共同研究などが始まることを期待しています」