岡山県の伊原木知事に新しいスタジアムの整備や岡山空港の大規模改修など2026年の県政運営について聞きました。
(宮川周三 アナウンサー)
「2026年、特に力を入れたい事業はどういったものになりますか」
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「引き続きやはり少子化対策、自然減対策、社会減対策には去年以上に力を入れて頑張っていかなければならないと思っていますし、去年の時点で『こういうことをしっかりやりますよ』というふうに宣言したものについてはしっかり中身をつけていく1年になろうかと思います」
伊原木知事が例に挙げた一つがサッカーJ1、ファジアーノ岡山などのスポーツチームやサポーター団体などが整備を求めている新しいスタジアムの議論です。
2025年12月2日に開かれた県議会の答弁で、岡山県が議論に関与していく方針を初めて示しました。協議体の設置を見据え、12月24日には整備を求める団体と意見交換しました。
宮川アナ「県の立ち位置はどういったものになりますか」
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「まだ我々が引っ張っていくんだとか、そもそも造るんだということすら決まっていない状態ではあるんですけれども、主体的に協議に関わっていって皆さん方ができるだけ納得できる結論に導いていきたいと思っています」
宮川アナ「造る、造らないの判断のポイントになりそうなところはどんなところになりそうですか」
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「県民の皆さんがどういうふうに思われるのかということはすごく大事だと思います」
宮川アナ「岡山市との関係も気になるところですが、そこはいかがですか」
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「JR岡山駅がある岡山市、またファジアーノのホームタウンである岡山市は大変有力な候補地の一つである。これはもう間違いないところで岡山市とも話をしていきたいと思っています」
宮川アナ「岡山空港の大規模改修を検討されていると思います。2025年度中に基本計画を策定するということで改めてどんな思いがありますか」
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「特に国際便、可能性があるのに我々の収容キャパシティーが足りないので断らざるを得ないということが起きてくることが十分想定されるわけでありまして、これは大変もったいない話なんです。空の玄関口になりますので、この機能をきちんとアップデートさせるというのは岡山県庁にとって大変大事な役割であります」
1988年に開港した岡山空港。岡山県によりますと2024年度の国際線の利用者は約22万人です。県の試算では2050年度には85万人に増える見込みで、県は2便同時に発着できるようターミナルビルを改修する方針です。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「今、日本と中国の関係だとかいろんな要素でドンと便数が落ちることもあるわけなんですけれども、私は5年、10年ぐらいのスパンで見ればこれからも順調に伸びていくのはほぼ間違いがないと考えています。いかに適切なサイズの機能強化にするかこれが実は一番大事なところかなと思っています」
宮川アナ「喫緊の課題としてカキの大量死があると思います。まず現状の認識、いかがでしょうか」
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「岡山県のカキ養殖でここまでへい死が多かったのは初めてなんだろうと思います。我々、必要な対応をそれぞれの組合と連携を取りながらやっていこうと思っています」
岡山県が2025年11月下旬に県内6つの漁協に対して行った調査によると「1年もののカキ」が72%から16%、「2年もののカキ」が83%から73%死んでいたということです。
海水の温度が高かったのが原因の一つと考えられています。
また「カキがない」というイメージが広まり、備前市日生町のご当地グルメ「カキオコ」を提供している店で客が減っているそうです。
宮川アナ「この問題というのは今シーズンだけではなくて今後も続く可能性もあると思うのですけれども、そのあたりはいかがですか」
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「去年のあの高い海水温が何十年に一度ということじゃなくてこれからの残念ながら新しい当たり前、ニューノーマルになる可能性も十分あるので、農業だけじゃなくて水産業においても高温耐性ということを考えていかなきゃいけないんだなと」