帝国データバンク高松支店は、9月に最低賃金に関する実態調査を行いました。
正社員・非正規社員問わず、従業員を採用するときの最も低い時給を四国の企業に尋ねたところ、平均1094円となり、2024年9月の前回調査より58円アップしました。
県別では、香川1117円、徳島1091円、高知1082円、愛媛1081円でした。
政府は2029年までに最低賃金を1500円にする目標を掲げています。2029年までに1500円が達成可能か聞いたところ、「既に1500円以上」と「可能だと思う」を合わせて17.1%で、「可能だと思わない」が42.1%でした。
2025年の最低賃金の引き上げは今後の消費回復に効果があるか尋ねたところ、「ある」と答えた企業は11.1%にとどまり、「ない」と答えた企業が47.3%でした。
調査は2025年9月、四国に本社がある1108社を対象に行い、368社から回答を得ました。