中四国で初めての認定です。持続可能な観光地域づくりに取り組む地域を認定する「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に香川県の小豆島町と土庄町が選ばれました。
「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」は、観光を通じて文化遺産の保全や持続可能な開発に取り組む地域を認定するものです。
国連世界観光機関が2021年から行っているもので、今回は65カ国、270地域がエントリーし、小豆島町と土庄町が中四国で初めて認定されました。
25日は両町長らが地域に対する誇り、「シビックプライド」の醸成や海と離島の暮らしから生まれる観光の推進など、これまでの取り組みを池田知事に報告し、持続可能な島づくりの推進に向けて意気込みを語りました。
(小豆島町/大江正彦 町長)
「産業とか文化の歴史が大変評価されたということ、大変うれしく思いますし、島民の誇りにもなりますし、これからの観光にもきっといい効果が出てくるだろうなと期待しています」
(土庄町/岡野能之 町長)
「島外の方からは小豆島はポテンシャルが高いと言われております。そのようなところを磨き上げを行いながら多くの人に来ていただいて、また小豆島の産業を広められるようなところにつなげられたらと思います」
小豆島町と土庄町は2024年に「小豆島観光ビジョン」を共同で策定し、「観光により消費される島ではなく、観光により持続できる島」を目指して観光事業に取り組んでいます。
2021年と2022年には「世界の持続可能な観光地TOP100」に選ばれたほか、2024年にはオランダの国際的な認証機関 「グリーン・デスティネーションズ」の審査、選定の結果、「シルバーアワード」を受賞しました。