岡山県警は、業務に生成AIを活用することなどを目指し、岡山市のIT企業と協定を結びました。
協定書にサインしたのは岡山県警の工藤陽代本部長と岡山市に本社を置くIT企業「トスコ」の畑嘉昭社長です。2者は「共同研究」として、警察の事務作業などにトスコが開発した生成AIシステムを使います。
(岡山県警察本部/工藤陽代 本部長)
「私どもが警察の責務を果たしていく上で、新たな着眼点を獲得する機会にもなる」
(トスコ/畑 嘉昭 社長)
「職員の業務負担を軽減し迅速かつ正確な対応を実現します」
生成AIシステムはインターネットにつながっておらず、あらかじめ情報が読み込ませてあります。例えば、「共同研究の期間を教えて」と質問を投げると、すぐに回答が返ってきます。
システムがオフラインのため、機密情報を扱う警察でも活用することができるということです。
県警はシステムを県警内で共有する事務書類の作成補助などに使いながら精度を上げていき、将来的には捜査資料の誤字・脱字のチェックなどにも使うことを想定しています。