岡山市消防局は、駐車場に落書きをした容疑で逮捕されていた男性消防士長(60代)を、減給10分の1・3カ月の懲戒処分としました。
市消防局によりますと、男性は5月、国土交通省所有・市消防局管理の駐車場のアスファルトに「国の土地だ市消防に専有の権利はない」と落書きをしたとして、器物損壊容疑で10月に逮捕され、その後不起訴処分(起訴猶予)となったということです。
男性は罪を認め、落書きを消す費用として国交省に15万700円を弁済したということです。
市消防局は「市民の信頼を裏切り、市及び市職員の名誉と信用を著しく失墜させるもの」として、懲戒処分を下しました。
市消防局によりますと、男性は日ごろから駐車場の管理について不満を漏らしていたということです。また、この駐車場の近くには市民が利用できる広場があり、その利用者が駐車場を使えるようにすべきだという旨も周囲に話していたということです。
市消防局は再発防止に向け、各所属長に処分内容を通知し、職員に規律を守るよう指示を徹底するとしています。