岡山大学病院と両備システムズ(岡山市)は、AIの画像生成技術を用いて、大腸がんなどの病変を発見する技術の世界初の実用化を目指しています。この研究が、AMED・日本医療研究開発機構の「2026年度革新的がん医療実用化研究事業」に採択されました。
内視鏡を使った検査は、色素を散布して粘膜のコントラストを強調する方法がありますが、染色に時間がかかったり、医師の技術負担が大きかったりする課題があります。
研究グループは、CycleGANという疑似的な画像を生成するAI技術を用いて「疑似的な色素散布画像」への変換を行います。検査時間が短縮され、患者の負担も軽減されることなどが期待されます。
岡山大学学術研究院医療開発領域の衣笠秀明助教は「より安全で簡便な検査を実現したい。デジタル技術によって内視鏡診断の新たな標準を築いていきたい」と話しています。