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飛沫拡散リスクを最小限に 「内視鏡検査の感染防御システム」を香川大学と企業が共同開発

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 医療従事者と患者、双方のニーズに応えます。新型コロナウイルスの影響で内視鏡などの検査が中止や延期になる中、検査中の飛沫拡散を防ぐ製品を香川大学と県内の企業が共同で開発しました。

 香川大学と包装用フィルムなどの製造販売を行う大倉工業は、感染防御システムの開発を進めてきました。  医療行為の中で飛沫拡散のリスクが高い消化器内視鏡検査は、緊急の場合を除いて中止や延期を余儀なくされていて香川大学でも影響が出ています。

 開発した製品は患者側をフィルムでおおって、中の気圧を下げることで飛散を最小限に抑えます。また、フィルムやチューブなどは使い捨てにするため消毒作業が簡略化され、1人あたりの検査時間を3分の1に短縮できます。

(香川大学医学部 消化器・神経内科/小原英幹 講師) 「内視鏡室内の汚染が防げるということで検査がスムーズに行える、そして次の患者さんの感染リスクも低減できるということに大きなメリットがある」

 香川大学などは2020年11月に導入テストを行い、2021年3月に県内で販売を始める予定です。

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