小林製薬の「紅麹サプリ」で健康被害の報告が相次いでいる問題で、腎疾患以外で入院した人を含めると約500人いることが分かりました。
厚生労働省はこれまで腎疾患で入院した患者数のみを公表していましたが、腎疾患以外で入院した人が201人いることが分かりました。
合わせると入院患者数は492人になります。
小林製薬の紅麹サプリを巡っては先月28日、関連が疑われる死者が新たに76人いることが分かりました。
厚生労働省は小林製薬から76人分の調査計画が提出されたと明らかにしました。
武見厚労大臣は「小林製薬の調査について、しっかり管理を行い、早期進展を促す」としていて、必要があれば厚労省が直接、調査する考えも示しました。
小林製薬はこれまで死者数を5人と報告していましたが、このうち1人はその後の調査でサプリを摂取していなかったことが分かっています。