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能登豪雨“氾濫の瞬間”が… 自衛隊に密着 孤立続く団地は

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 記録的な大雨に襲われた能登半島。孤立が続く団地に向かった自衛隊の救助活動に密着しました。

■孤立続く団地は 自衛隊に密着

 豪雨が発生した21日から24日で3日。依然として石川県の輪島市、珠洲市、能登町の12地区46カ所で孤立状態が続ています。

 番組の取材班は24日、輪島市久手川町で孤立地域の救助に向かう自衛隊に同行しました。

 被災前の画像を見ると、この辺りは元々、川が流れ、田んぼの広がる田園地帯です。しかし、豪雨によって道路は崩れ、田んぼのあった場所は流木で埋め尽くされています。

 久手川町では21日に町を流れる塚田川が氾濫。午前7時40分の時点で、すでに濁っていた川は午前8時40分からの1時間で約1メートル10センチ増水。大量の流木が映っています。

 この氾濫によって住宅4軒が流され、辺り一帯も山から大量の土木が流れ込みました。

 塚田川を挟み、向かいにある久手川団地。川が氾濫し、土砂が流入したことで道路が一部、寸断。団地には孤立状態の住民が取り残されています。

 豪雨が発生する前の映像を見ると、団地の前には塚田川に架かる橋がありますが、21日に発生した豪雨で大量の土木が流れ込み、橋をふさいでしまっています。

 午前9時ごろに住民が撮影した川の様子。すでに堤防から泥水があふれ、ガードレールのある道が水にのみ込まれている様子が分かります。

撮影した住民 「向こうの方から乗り越えて、その後すぐ横に田んぼがあるが、そこも乗り越えてうちらの駐車場に全部流れてきて、ここの前も川みたいになって」 「(Q.団地の道路が?)上も駄目になったし、下も駄目になったし。きのうはそこから歩いて行けると聞いたので、歩いてみたが…」 「(Q.いわゆる孤立?)そうそう」

 現在、団地には電気や水道が通っていない状況だといいます。自衛隊は24日午前、団地の住民に物資支援を行いました。

撮影した住民 「買いに行くのもちょっと大変。歩いていかないと駄目だし、車は結局でられない」 「(Q.避難する?)ちょっと考えている。どうしようかな。車が出られれば…水と電気は元日の地震で結構、我慢したから。足がないのが一番困る」

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