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イスラエル検討の停戦案「到底受け入れられない」駐日レバノン大使 地上侵攻から1カ月

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 イスラエルのレバノンへの地上侵攻から1カ月が経つなか、駐日レバノン大使が、イスラエルが検討しているヒズボラとの停戦案について「到底受け入れられない」と述べました。

 1日、都内の日本記者クラブで会見したレバノンのヤヒヤー駐日大使は、イスラエルが、検討している一時停戦案で「脅威を感じた場合にレバノンを攻撃できる」とした内容を「主権侵害で到底受け入れられない」と非難しました。

 レバノン情勢を巡っては10月31日、アメリカの特使とイスラエルのネタニヤフ首相が60日間の一時停戦案を協議したと伝えられています。

 ヤヒヤー大使は日本政府への要望としてイスラエルに攻撃の即時停止を求めることを挙げたほか、「殺傷力あるAI兵器の使用をやめさせるよう働き掛けをしてほしい」と訴えました。

 9月にレバノン各地で通信機器が一斉に爆発したことについては、「テロ攻撃だ」でヒズボラだけでなく民間人の被害が出たと非難しました。

 またヒズボラについては、「レバノン国内の抵抗運動であって、イスラエルへの攻撃を目的とはしていない」「イスラエルへの抑止力としてレバノン軍の一助になっている」などと擁護しました。

 レバノン保健省によりますと、イスラエル軍の侵攻以降の死者は2867人で、負傷者は1万3000人以上に上っています。

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