石破総理大臣は夕方、APEC=アジア太平洋経済協力会議などに出席するため、ペルーに向け出発します。中国の習近平国家主席に加え、トランプ次期大統領との会談が焦点です。
石破総理は、初日から日中首脳会談に臨みます。政権基盤が不安定ななかトップ同士の関係が築けるのか手腕が問われます。
具体的には、日本産水産物の輸入再開の時期などを引き出せるかが焦点です。
外務省幹部は、「トランプ政権をみすえ日中両国とも安定した関係を望んでいる」と話します。
それに先立ち、アメリカのバイデン大統領との初会談も予定されています。
日鉄によるUSスチール買収についてバイデン政権のうちに解決の糸口を探りたい考えです。
帰国前の20日には、トランプ氏との面会を打診しています。
中国について意見を交わすほか、経済政策を巡っても認識をすり合わせたい考えです。
安倍元総理にならい、事前に会っておきたい石破総理ですが、トランプ氏側が就任前の対面外交を一律で断るのではという見方も出てきて、めどはまだ立っていません。
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