石破総理大臣は、南米で行われた国際会議への出席を終え、帰国の途につきました。
外交に本格デビューした石破総理ですが、あらゆる場で影の主役は就任まであとちょうど2カ月のトランプ氏でした。
石破総理大臣 「これから合衆国の次期政権がどのような政策を打ち出していくか、よく分析をしながらともに協力できる関係というものの構築のためにさらに努力をいたしたいと思っております」
石破総理はバイデン大統領と初めて会談し、韓国を含む3カ国の安全保障の枠組みを制度化し、トランプ政権にも引き継いでもらうよう道筋をつけました。
さらに中国の習近平国家主席とも初めて会談し、総理自身の将来的な訪中も視野に、意思疎通の強化で一致しました。
トランプ政権ではインド太平洋地域の防衛力が相対的に下がることを念頭に、イギリス、イタリアと3カ国での首脳会談を初めて行いました。
今回はトランプ氏との面会を断念して帰国しますが、就任直後の来年2月にも訪米を模索します。
総理補佐官をまずはアメリカに派遣するなど、トランプ政権発足に向け入念に準備を続けます。