政府は自衛官の処遇改善に向けた関係閣僚会議を開催し、任期制自衛官について新しい制度を作り、初任給も約4万円上げる方針を示しました。
2年から3年の期間だけ任務にあたる任期制自衛官は、これまで自衛官候補生として採用されていました。
約3カ月間の訓練期間中は自衛官としての身分はないため任務にあたれないほか、初任給が低く設定されていたため応募が少ない状況でした。
今回、示された方針では自衛官候補生の制度を廃止し、当初から任期制自衛官として採用することで任務にあたれるようにし、初任給を15万7000円から19万8800円に引き上げます。こうした改善によって人材を確保したい考えです。
2025年度から新しい制度での募集を開始する予定です。