神奈川県の条例で禁止されている場所に暴力団事務所を開設したとして、警視庁は指定暴力団稲川会系組長の男を逮捕しました。
指定暴力団稲川会系組長の鈴木陽一容疑者(54)は2019年から先月まで、神奈川県が定める禁止区域にもかかわらず、川崎市内に暴力団事務所を開設した県の暴力団排除条例違反の疑いが持たれています。
警視庁によりますと、条例では暴力団事務所は保育園や公園などの周囲200メートル以内での開設が禁止されていますが、鈴木容疑者の事務所は公園から150メートルほどの距離にあったということです。
取り調べに対して鈴木容疑者は「事務所ではなく俺の家だ」と容疑を否認しています。