10月に労働者が受け取った「現金給与総額」は去年の同じ時期と比べて2.6％増え、実質賃金は3カ月ぶりに去年と同じ水準となりマイナスではなくなりました。
厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」によりますと、10月に労働者が受け取った現金給与の総額は平均29万3401円で、去年の同じ月と比べて2.6％増加し、34カ月連続でプラスとなりました。
物価の影響を考慮した「実質賃金」は、去年の同じ月と同じ水準となりました。
プラスには転じていないものの、3カ月ぶりにマイナスから脱しました。
厚労省は「物価高が少し弱まり、マイナスから脱することができた。物価の影響は大きく受けるため、今後も注視していきたい」としています。
