ノーベル平和賞の授賞式では、外国人の出席者から被爆者のスピーチを評価する声が上がりました。
ノルウェーのオスロで10日に開かれた日本被団協へのノーベル平和賞の授賞式には、広島や長崎の被爆者のほか、在ノルウェーの各国大使ら、およそ1000人が出席しました。
日本被団協を代表して92歳の田中熙巳さんが講演を行い、「核兵器も戦争もない世界の実現」を訴えました。
ノルウェー・ノーベル委員会 フリドネス委員長 「素晴らしいスピーチ、そして力強い証言で、期待通りでした」
出席したアメリカ人 「(田中さんの講演は)素晴らしかったです。皆、立ち上がって拍手を送りました。拍手は止むことがありませんでした。彼も立ち上がって聴衆に拍手を送りました。とても感動的でした」
在ノルウェー日本大使館 杉山明大使 「知り合いの大使ともお話しましたが、皆一様に今回の受賞をお祝いすると話していました。非常に良いスピーチだったとおっしゃる方が多かったです」
被団協の代表団は12日までオスロに滞在し、核兵器の廃絶などを訴え続ける予定です。