生命保険最大手の日本生命は来年4月に朝日智司副社長が社長に昇格する人事を発表しました。
朝日副社長は1987年入社の61歳で、国内の生命保険事業が長く、2023年から副社長に就任していました。
日本生命の社長交代は7年ぶりとなります。
清水博社長は会長に就任し、次期経団連会長に起用される予定の筒井義信会長は来年7月の定時総代会で取締役を退任して特別顧問に就任します。
清水社長は朝日副社長を後継に選んだ理由として、冷静な分析眼と自らアイデアを出す力、そのアイデアを形にする実行力をあげました。
朝日副社長は人口が減少するなか、今後、国内の生命保険市場に大幅な伸びは期待できないとしながらも保険料自体はここ10年減っていないとしました。
そのうえで、新NISA(少額投資非課税制度)などで注目が高まっている資産形成に対するニーズに着実にこたえていければ、マーケットはまだ成長するとの考えを示しました。