今週、去年1年間の訪日外国人の数が過去最多を更新したと発表されるなど、成長を続ける日本のインバウンド需要。そうした中、いま外国人の熱い注目を集めているのが山形県。その背景とは。(1月18日OA「サタデーステーション」)
■豊富な雪に幻想的な景色
間もなく始まる中国の大型連休「春節」を前に、旅行先ランキングで人気急上昇部門1位となった「山形県」。他にも、雪の多い地域が上位を占め、日本ならではの冬が高い人気となっているようです。
山形が注目されているのも、元々雪体験が人気な上に、今年は例年より雪が多いこと。さらに、雪がおりなす幻想的な景色がSNSで投稿されたことが理由だといいます。
山形県飯豊町にあるスノーパークでは、予約数が昨シーズンの1.7倍の1万人以上。幻想的な景色を求め、銀山温泉と蔵王の樹氷にも多くの外国人観光客が訪れていました。
■観光公害防ぐ取り組みも
蔵王温泉では、多くの外国人観光客で混雑することを防ぐため、空き店舗に飲食店を誘致。
株式会社Yuge「蔵王温泉食堂」岡崎博門さん 「食堂の割合がお客様10に対して1もないくらいなので、まず飲食店をオープン」
さらに、観光の分散をねらい、別の観光地へのバス運行も開始するなど、多くの取り組みを進めていました。