イタリア政府は中国の生成AI「DeepSeek」について、企業側からの情報提供が不十分なため、国内利用を遮断したと発表しました。
ロイター通信によりますと、イタリアのデータ保護当局は30日、DeepSeekの利用者のデータ保護を理由に国内からのアクセスを遮断したと発表しました。
個人情報などがどういった情報源からどういった法的根拠で収集されているか、中国国内でデータを保管していないかなどの説明を中国企業側に求めたものの、返答は「全く不十分なものだった」としています。
すでにアップルやグーグルなどのサイトからはアクセスできなくなっているということです。
また、適切な情報処理がなされているかの調査も開始したということです。
DeepSeekは安価で高性能だとされ、これまで世界をリードしてきたアメリカの生成AIの脅威になると報じられています。