血液に含まれるおよそ7000種類のタンパク質を測定し、認知症の発症リスクを解析する方法についての論文が国際的な学術誌に掲載されました。若い時期からの対策により、認知症になる人を大幅に減らせる可能性があります。
日本やアメリカなどの研究グループによる論文では、新たな測定技術により、認知症との関連性が高い25種類のタンパク質を特定したとしています。
20年先までの認知症の発症リスクを予測したところ、遺伝子検査と同等以上の精度であることを確認したということです。
さらに生活習慣を改善すれば、加齢とともに増す認知症の発症リスクを低減できると推測されるケースがあったということです。
フォーネスビジュアス 和賀巌CTO 「発症をすごく遅らせるようにコントロールができる。時間的なところが多分、今回の論文では評価されて、また、人々のお役に立てる重要なポイントになるかなと考えております」
すでに国内の自治体でこの技術を活用して認知症予防の実証実験が行われているほか、胃がんや大腸がんなど50以上の疾病に研究の対象を広げているということです。